『老人支配国家 日本の危機』を読んで

最終章で本をどこかになくしてしまったが、9割方は読んだので、書評を進めることにする。

筆者がフランス人だから、アンシャン・レジーム(旧体制)という言葉がすっと頭の中に入った。

 

コロナ禍を扇動し、経済活動や日常を減退させているのは、老人層だということである。

なぜこの層が優先されるかというと、民衆主義的圧倒的多数で他ならない。

つまり我が国の最優先支持層は65歳以上の老人なのだ。

インフル以下のウイルスにビビっているのは、老人であり、経済活動を止めても年金や配当暮らしの彼等には関係ないのだ。

国も権力者が老人であり、就労世代ではないから、いくら金を刷っても一向に関係ないのである。

 

ただ年金受給者にとって避けたいことはインフレである。

30年近く物価上昇を抑えてきたが、企業はいよいよ生き残りをかけて値上げを始めた。

物価上昇に伴う賃金上昇は2〜3年は遅れるので、結局、支払えない人々が破産して、それが全体に波及する。

 

世の中に絶望して、アナーキーになる若者の気持ちを私は痛いほどわかる。

だってこの世代に生まれたくないもの。

だから私にできることは、若者に真実を伝え、現代のアンシャン・レジームを解体する手助けをすることである。