今回の『夢をかなえるゾウ』は2冊分の分量で、前半までは吸い込まれるように読めたが、後半は読むことが苦行のように感じた。
もう夢を語る方法がないんじゃないか、とネタの限界を感じた。
私には夢が必要だ。
この10年間、心の底から熱くなれない。
はじめは、夢を叶えた達成感からか、さらなる夢探しとしていた。
私は教員であるから、貧しい国で学校を作りたい、などという漠然とした夢の続きを描いていたが、それは本心ではないと気付いた。
では、TOEICの英語塾でもやって900点ホルダーを増やしたいかというと、そうではない。
インチキテストに飽き飽きしているし、諸団体の片棒は担ぎたくないのだ。
世の中の移り変わりを学び続けたい。
あの頃はなんて言わない。
やっぱり私の夢は文化の継承と昇華なんだろうなあ。
やってみよう。