右利きの人にとっての「左手首の山」。
20年前にはじめてスクールに通った時に、ティーチングプロに嫌というほど矯正されたことを思い出した。
スチールアイアンに変え、体の中心にボールを置くようになってからは、シャットしたテイクバックやインパクトの弾く感覚が薄れていった。
レンジボールでも遠くに飛ばしたい私の願望から、シャットを維持したテイクバックと、インパクトの直前まで「山」を作ったスイングを実践してみた。
ドライバーはレンジボールで230ヤードまで到達したが、まだまだタメが作れていないため、方向性が悪い。
アイアンについてはフラットなスイングをしてしまっているため、後方に置いたボールが捕まらない。
捕まえようとするとトップするため、最下点ではないことがわかる。
とうにレッスンが終わり、ぶらぶらと中古ショップにいたら、記憶が蘇ってきた。
そのティーチングプロは青木功の弟子で、ベンホーガンのように前足踵の延長にボールを置くよう指導された。
当時は坂田塾もボールの置く位置は前足踵の延長で、ウェッジだけ後ろに置いた。
もちろん肩のラインは「スケア(スクエア)」であった。
来年からはそのプロがいるスクールに戻ろうかと思う。
それまでの間にベンホーガンの原書を読んで元のアドレスに戻して頑張りたい。
これがまたフラットなスイングに回帰している流行への答えだ。
私の不易流行を現代にぶつけてみたい。